都内にお住まいの方だと、なかなか足を延ばして近隣の県までわざわざ銭湯につかりにいくって経験はあまりないんじゃないんでしょうか。それでも是非一度訪れて頂きたい銭湯があります…。そうです、圧倒的エモさを誇る千葉県最古の銭湯が南部の果て、勝浦市にありました。
勝浦といえば、独特のタンタンメンでも有名。ということで、勝浦の魅力を発見しに現地へ行ってきました!
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事前調査。千葉県ほとんど「松の湯」説
まずは下調べ。かく言う僕も千葉の銭湯とかはあまり調べたことはなくて、ふと思い立って主要なところを調べてみました。
- (銚子市)松の湯
- (香取市)松の湯
- (茂原市)櫻湯
- (勝浦市)松の湯
- (木更津市)宮の湯
松の湯率の高さが…。笑 「(勝浦市の)松の湯いいよね!今度行こうよ!」「わかる!あそこ(香取市)は風情あって最高!いきましょかー」みたいな悲劇に見舞われた人いないんでしょうか。千葉県最古の銭湯である松の湯は勝浦にあるようなので、今回はこちらを目指します。
東京から2時間くらい
さてさて、東京駅から出発です。総武線やら外房線やらを乗り換えしつつ勝浦を目指します。(東海道線と高崎線という超単一路線で育ってきたので路線の把握が大変…。)
東京駅から2時間半くらいで着きました。特急「わかしお」に乗れば1時間半で着きますが、在来線に揺られるのが好きな方は2時間半見ておきましょう。人もまばらな感じですが、駅を降りてからの通り抜ける潮風が歴史ある港町を感じさせます!駅前にあるお土産屋さんでクジラとかマグロのおつまみを買いました。
勝浦といえば日本三大朝市※の一つである、「勝浦朝市」が開かれている町。その朝市が開かれている趣深い通りを抜けて、駅から歩くこと15分ほど。
日本三大朝市とはどこを指す?
石川県輪島市で開かれる「輪島朝市」、岐阜県高山市で開かれる「飛騨高山朝市」とそしてここ、千葉県勝浦市で行われる「勝浦朝市」を一般的に指します。
千葉県最古の銭湯、休業でした…。
ありました!どうですかこの面構え!千葉県最古の名に恥じない素晴らしい造りです。東京から2時間以上、ついに出会えました!…にも関わらず、痛恨のミス。「本日休業」の悲しい札が下がっていました…。後日、リベンジして追記します!
勝浦最南部の岬「八幡岬公園」を散策
思いのほか時間ができてしまったので、散歩がてら勝浦港の先にある「八幡岬公園」まで行くことにしました。軒下で計画性のない自分をあざ笑うかのような猫2匹に見つめられながら港町沿いを歩きます。絶対噂話してる彼ら。
結局通算30分以上歩く羽目になりましたが、トンネルを抜けた後の景色は最高!沖縄の万座毛を彷彿とさせる太平洋の絶景が広がります。人も全くいない穴場スポットなので、是非デートに!とおすすめしたいところではあるのですが、土地柄なのか時期の問題なのか、とにかく風が強い!カップルで来るときは車でかつスカートはご法度で。多分悪天候楽しめない系の方と一緒に来ると無事終了な気がします。
日も落ちてきたので、そろそろ第二の目的、ご当地名物である「勝浦タンタンメン」を食しに参ります!
辛さ控え目の勝浦タンタンメンを食べに「三彩亭」へ
勝浦タンタンメンは一般的に想起されるゴマ系の担々麺とは違い、醤油ベースのスープにラー油を大量にぶち込みます!ここにみじん切りの玉ねぎとひき肉が入ることによって、満足感たっぷりの体の芯から温まる超絶グルメに仕上がります!元々は勝浦の港町で働く海女さんや漁師さんが仕事の後に冷えた体を温める為に作られたもの。なんだか素敵です。
勝浦駅で勝浦タンタンメンが食べられる店舗一覧マップが配られているので、それを基に今回は辛さレベルが控え目の「三彩亭」にお邪魔することにしました。
駅を出たら右手の道を歩くこと約5分!アクセス良好です。信号のある十字路にお店がありました。お店のおじさんもとても愛想の良い方でかなり心地よい空間です。
さあ、いよいよお目見えです!勝浦タンタンメン!ラー油と玉ねぎとひき肉ともちもちな麺のカルテットがたまらん!辛さは、というと全然食べられる辛さです。油断してるとたまにせき込むくらい。あの蒙古タンメンを食べられる方であれば全然辛さは大丈夫だと思います!というかむしろ箸が止まらないはず!
スープまでぺろりと平らげちゃいました。三彩亭さん、ご馳走様でございました!とても大満足です。
人の優しさに包み込まれに勝浦へ足を運んでみよう!
以上、勝浦旅のレポでした。下手に観光スポットじみていなく、かといってよそ者をはねのけるような村社会でもなく、優しく迎え入れてくれる方がいっぱいだな~と感じました!勝浦朝市で食材買い込んで、港でバーベキューもありかも!?とか思ったり。何度でも訪れたい素晴らしい港町です。
今年の2月には、勝浦市のホテル三日月が、コロナウィルス感染拡大に伴う措置として中国湖北省武漢市から政府のチャーター機第1便を受け入れたことで、このエリア一帯に対する風評被害が相次ぎました。(3月1日時点で営業を再開されました。)この出来事をきっかけに勝浦観光をキャンセルされる方も多くいらっしゃったようですが、受け入れを決断したホテルの方々は本当に勇気と覚悟を持たれて決断されたと思いますし、こういったホスピタリティがあるからこそ町全体が優しい雰囲気に包まれているのだなあと逆に実感しました。もっとこういった勝浦の人々の温かさが世間に知れて、多くの方に勝浦を訪れて頂きたいなあと思います!以上、千葉県勝浦市の魅力のレポでした~