先日、我らがBUMP OF CHICKENが2017年から行われたライブ「PATH FINDER」をYouTubeにて全編無料公開しましたね!これをきっかけにBUMPに興味を持ってくださる方が改めて増えるといいなと思います。
さてさて、BUMPの魅力と言えば、BUMPの作詞作曲を一貫して担当している藤くんこと藤原基央さんが紡ぎ出す歌詞の世界観が一つにあるのは間違いないでしょう。人間の本質を突くような鋭い歌詞を歌ったかと思えば、背中を優しく押してくれるような温かい歌詞も見られたり。曲を聴いている方1人1人に寄り添う素晴らしい歌詞がどの曲にも散らばっています。
今回はその中でも僕がこれまでBUMP OF CHICKENと共に過ごしてきた日常の中で、心にぐっと刺さった歌詞たちを30個厳選してみました。昔からBUMP知ってるよ!という人も最近好きになったよ!という人にも楽しく読んで頂けるよう、あえてアルバムのリリース年をばらばらにしてまとめてみました。ところどころにBUMPにまつわるトリビアもまとめているので、併せてお楽しみください!
目次
COSMONAUT(2010年)
元々はアルバムにも収録されている17枚目のシングル「宇宙飛行士への手紙」というタイトルになる予定だった6枚目のアルバム。宇宙飛行士の英語訳は「astronaut(アメリカで使われる)」と「cosmonaut(ロシアで使われる)」の2種類がありますが、cosmonautになった深い理由は特になく、メンバーで話してこっちの方が響きがいいからという理由でこのタイトルになりました。このアルバムの制作時にメンバーが30代を迎え、改めて自分たちバンドの今の姿を伝えたいという思いを込めて制作にあたっていたようです。その姿勢の表れか、「現在」という時間軸、そして「人と人が一緒にいること」に対するBUMPならではの解釈が収録曲全体を通して見られます。
一番有名?な隠しトラック
BUMPのCDは隠しトラックが収録されていることで有名ですが、このアルバムに収録されている『魔法の料理~君から君へ~』のシングル盤におそらく最も有名な隠しトラックである『三人のおじさん』が収録されています。非公式ですがYouTubeにもアップされているので要チェック。中盤の4人の全く合っていない口笛コーラスがツボります。ひとりは、とても、すーっ…
HAPPY
悲しみは消えるというなら 喜びだってそういうものだろう(1番)
消えない悲しみがあるなら 生き続ける意味だってあるだろう(大サビ)出典:『HAPPY』/ 作詞・作曲:藤原基央
スピッツの草野さんが本気で涙したという一曲。僕自身もこの「明るい無常観」に人生の様々なシーンで何度も救われてきました。個人的にお釈迦様の「色即是空 空即是色」と並んで、後世に語り継がれるべき名言だと思います。間違いなく現代社会において一番美しい言葉遊びです。
66号線
あなたを無くしても 僕は生きていく
それでも信じていてくれますか出典:『66号線』/ 作詞・作曲:Motoo Fujiwara
元々はラブソングではなく、藤くんの大切な友人に向けてつくった曲ですが、聞き手によってその解釈は自由で良いと思います。友達でも恋人でも大切な存在というのは変わらないですからね!例えば、自分の声が出せなくなった時、姿かたちがまるで変わってしまった時、はたまた自分の実体がそこから無くなってしまった時、自分の大切な人は何を考えるのか?そんな言い知れぬ不安にも近い不器用な愛情をさらけ出しつつも、大切な人への溢れんばかりの思いがひしひと伝わってくる素敵な曲です。アルバム曲でありながら、ファンからも圧倒的な人気を誇ります。
セントエルモの火
一緒に生きてることは 当たり前じゃない
別々の呼吸を懸命に読み合って ここまで来たんだよ出典:『セントエルモの火』/ 作詞・作曲:Motoo Fujiwara
他人が考えていることを100%理解することは難しいですよね。それでも元々一つじゃない別々の人間がお互いを思い合って日々を過ごすことが、それから先のゆるぎない関係を築いていくことをシンプルに教えてくれます。「セントエルモの火」とは、悪天候時に船や飛行機、さらには髪の毛などの先端が青く発光する現象を指し、富士山登山中に飛行機が光を放っているのを藤くんが見つけ、この曲のタイトルになりました。
『セントエルモの火』制作エピソード
この曲は元々藤くんが富士登山をしている最中に生まれた曲。BUMPのドラマー秀ちゃんが富士登山するという情報を聞きつけた藤くんが先にこっそり登頂して驚かせようとしたのですが、頂上で藤くんを見つけた秀ちゃんはクールに一言「あれ?何やってんの?」w 藤くんは大層がっかりしたそうですが、その登山中に考えたことを歌詞に落とし込んだとのことです。
THE LIVING DEAD(2000年)
4人がメジャーデビューする前の最後の作品です。タイトルの由来は当時、多忙なレコーディングスケジュールや契約問題などの問題に悩まされていたメンバーが自身を「生ける屍(=The living dead)」に喩えたことから。収録されている全ての曲が物語調に仕立てあげられており、「Opening」では涙をこぼす主人公の前に1人の男が現れ、物語(=収録曲)をプレゼント、「Ending」では男がどこか別の場所で涙を流す人の許へ行くと残し去っていく…という構成のコンセプト・アルバムになっています。小学生のころ『K』のフラッシュ動画を見てその時初めてBUMPに釘付けになったのは良い思い出。
ジャケットの人物はもしや?
ファンの間では、「ジャケットの人物はもしかして”ラフ・メイカー”ではないのか?」という憶測が飛び交っています。確かに「Opening」「Ending」の歌詞の内容から推測するに、涙を流す人物の許に現れる設定はラフ・メイカーの世界観と共通していますね。そのように考えると、ジャケットの奥の方に描かれている家はまさか、「涙の水圧でドアが開かなくなった例の部屋か!?」と邪推してみたり。根拠はありませんが、少しわくわくしますね。
Ever Lasting Lie
Sir Destiny, 俺の夢ってなんだったっけ?
何がここまで俺を動かしていたんだっけ?
大事な何かを待たせていたような…出典:『Ever Lasting Lie』/ 作詞・作曲:藤原基央
8分半に渡る長編です。主人公の男には恋人がいるのですが、男が貧しいことから恋人は町に売りに出されてしまい、男は恋人を取り戻すべく一攫千金を狙って石油を掘り続けます。「明日を信じて待っていてくれ」という優しい嘘を糧に、彼女は棺に入るまで男を待ち続けるという「嘘」をテーマにした切ないストーリーです。
この「嘘」というメインテーマとは別に、この曲には「手段の目的化」というサブテーマがあると思っていて、今回は上記の歌詞を引用させて頂きました。男は恋人がなくなった後も老いる体に鞭を打って石油を掘り続けます。しかしもう男の心から恋人の存在は抜け落ち、「運命に抗う」ということだけに腐心するやりきれない男の心情が終盤では描かれます。辛いことに向き合わなければならない時はこの曲が伝えるメッセージを思い出すことで、「自分は何故それに向き合わなければいけないのか?」という本質に立ち返るきっかけになると思います。
グロリアスレボリューション
胸をはって誇れるモンが 自分にどれだけあるのかって?
名前と誕生日とキュートな指紋ぐらいあれば十分だろう出典:『グロリアスレボリューション』/ 作詞・作曲:藤原基央
BUMP初期の若々しさが伝わってくるギラギラした一節です。「自分が誇れることというのは、その誇れること自体がどうということではなく、自分がそれに対してどう向き合えるかだ」と高校生の時にハッとさせられたのが懐かしいです。能力や掴める成功には天井があるものですから、人間生きてれば必ずどこかで「今の自分」を見つめなければならない機会が訪れると思います。その時に自分が持っているものを大事にできている人って輝いて見えますよね。
orbital period(2007年)
2007年にリリースされた5枚目のアルバム「orbital period」からは3曲をチョイス。前作の『ユグドラシル』があまりに完成度高かったのか、このアルバムへの評価が高くない話をたまに聞きますが、『才悩人応援歌』や『ハンマーソングと痛みの塔』あたりは初期の荒々しさを良い形で残していたり自分はすごく好きなアルバムです。何気に初動売上枚数が全アルバム中トップのアルバムです。ここには載せていませんが、『飴玉の唄』もおススメ。
アルバム初動売上枚数メモ
jupiter(2002):25万枚 | ユグドラシル(2004):31.5万枚 | orbital period(2007):38.1万枚 | COSMONAUT(2010):20.7万枚 | RAY(2014):18.2万枚 | Butterflies(2016):19.7万枚 | aurora arc(2019):16万枚
実はかなり深いタイトルの由来
暦の計算上、自分の生まれた日の曜日は6年ごと・5年ごと・6年ごと・11年ごとに同じ曜日に戻ってきます。(人によっては11・6・5・6のサイクル。1995年に生まれた自分は月曜生まれなので、それぞれ2006年・2012年・2017年・2023年の誕生日が同じ月曜になります。)このサイクルは4つの期間を合計した28年で一周期となり、あとは同じサイクルを繰り返します(つまり56歳に至るまでも同じ間隔で月曜日になる)。これを「太陽周期」と呼びます。このアルバムのリリース年にメンバーのほとんどが28歳を迎えることになぞらえアルバムのタイトルが『orbital period(=公転周期)』になりました。(※正確には公転周期と太陽周期は異なる概念です)
supernova
君を忘れた後で 思い出すんだ
君との歴史を持っていたこと
君を無くした後で 見つけ出すんだ
君との出会いがあったこと出典:『supernova』/ 作詞・作曲:藤原基央
supernovaとは「超新星爆発」のこと。巨大な星が寿命尽きてしまう時に膨大なエネルギーを放出する際の現象のことを指すのですが、巨大な星ほど爆発すると鮮やかな光を放ちます。ですが、その星が遥か遠くであれば、その光が地球へ、私たちの目に届く時にはもうその星はそこに存在しないのです。藤くんはこの感覚を子どもの頃から大事にしているそうで、「無くす前にその大切さに気づけるように」とポジティブな解釈が歌詞に詰め込まれています。大切な人に「今」届けたい一曲ですね。
arrows
何を背負っても 自分のものじゃないなら
どれだけ大事にしても偽物だよ出典:『arrows』/ 作詞・作曲:藤原基央
個人的にこのアルバムで一番好きな曲です!心が空っぽになっていた子たちが二人出会うことで物語が進む構成になっていますが、この引用部分は2番のサビで登場します。ここだけ聞くと悲しい一節ですが、1番のサビと大サビで「出会ったことは 本当だよ」というフレーズも登場します。今、目の前にいる相手が存在している証拠などどこにもない、だけど出会えた記憶としては確かに理解できるんだということでしょうか。哲学的思考の入り口として最適です。笑
ひとりごと
優しくなんかない なれやしない
なりたいと思わない
一人では無理なことだから
誰かとの間に在るから出典:『ひとりごと』/ 作詞・作曲:藤原基央
「優しさ」ってなんだろうか、と歌詞の語り手が思い悩む曲です。最終的に出す答えは「もう考えなくたっていいや」。笑 相手と日々を過ごすうちにいつの間にかお互いが貰えるものこそが「優しさ」であり、それに名前を付ける必要はもうない、と考えるようになって終わりです。この曲を聞いた時にどこか心に平穏が訪れたのですが、それもまた一つのなんとやら。
aurora arc(2019年)
2020年時点での最新アルバム。タイアップも非常に多いので耳にする曲も多いのではないでしょうか?このアルバムの完成度の高さ、そしてApple Musicのサブスク解禁も相まって、ここ数年で新たにファンになった人が多いことは間違いないでしょう。前作のButterfliesに続いて打ち込み曲が多くなり、正直寂しいと思う面はありつつも、40歳を迎えた4人が現代の若い子たちに”『天体観測』で有名なバンド”ではなく、全くの新鮮さを持って受け入れられているのを見ると、やっぱり変わり続けていくBUMPをもっとこれからも見ていきたいという気持ちになっちゃいます。メンバー4人の、自分たちが届けたい音楽に対する愚直な姿勢に改めて胸を揺さぶられますね。
Aurora
正義の味方には 見つけてもらえなかった類
溜息にもなれなかった 名前さえ持たない思いが
心の一番奥の方 爪を立てて堪えていたんだ出典:『Aurora』/ 作詞・作曲:藤原基央
初期・中期のBUMPにはストーリー仕立てで聞く人の共感を誘う曲が多いのに対し、最近のアルバムには一言でガツンと響いてくる歌詞を仕込んでくる曲が多くなってきたかなと感じます。他人に伝えても「え、そんなことで?」と言われかねない些細なこと、でも自分の中では酷く影を落とすような出来事って誰にもあるんじゃないでしょうか。こうした煮え切らない思いを「正義の味方には見つけてもらえない類」と表現するこのセンス。脱帽です。
記念撮影
君は知っていた 僕も気づいていた
終わる魔法の中にいたこと出典:『記念撮影』/ 作詞・作曲:藤原基央
このアルバムに収録されている『アリア』という曲にも同じような感覚の歌詞があります。『僕らの間にはさよならが 出会った時から育っていた』。このアルバムには社会人になってから出会いましたが、友達や家族や恋人、さらには出会いや命なんてものも、限られた時間を意識してこそ気づける大切さがあるということを考えさせてくれる大事な一曲になりました。
リボン
ここはどこなんだろうね
どこに行くんだろうね
誰一人わかっていないけど
そばにいることを選んで
今そばにいるから
迷子じゃないんだ出典:『リボン』/ 作詞・作曲:藤原基央
まだまだ将来どうなるかもわからない若い方達にとっては、たとえ一生懸命毎日を過ごしていたとしても、今自分が何を目指していて、何者なのかと問われた時にはっきり答えられる人って少ないと思います。そんな時に自分を支えてくれている人、それが家族や恋人かはわかりませんが、その人の為に、と考えると自ずと答えが見える時があるんじゃないでしょうか。
Spica
手をとった時 そのつなぎ目が
僕の世界の真ん中になった
ああ だから生きてきたのかって
思えるほどのことだった
どこからだって 帰ってこられる
いってきます出典:『Spica』/ 作詞・作曲:藤原基央
これは説明不要でしょう!『手をとった時 そのつなぎ目が 僕の世界の真ん中になった』って!25年生きてて出会った中で一番かっこいい「I LOVE YOU」だぜ!ベイビーアイラブユーだぜ!とても心に響くフレーズです。メンバーから公式にこの曲がラブソングだという発言はありませんが、これほど愛情を上手に表現できている曲をラブソングと呼ばずしてなんと呼ぶのか!とにかく最高です。
BUMP公認のラブソングたち
新世界(aurora arc)、メーデー(orbital period)、花の名(orbital period)、embrace(ユグドラシル)、リリィ(THE LIVING DEAD)、アルエ(FLAME VEIN+1)、とっておきの唄(FLAME VEIN+1)など。意外に少ないですね。
後述する「66号線」なんか歌詞だけ見ると最高のラブソングですが、実は違ったりします。個人的にオススメしたいのは「embrace」。バンドメンバーから「珍しく直球のラブソング」と称されている曲で、バンプファンの中でも人気が高い曲の一つです。
月虹
進もうぜ一歩 僕たちは
生きるに値する命だよ
素晴らしい日々を出典:『月虹』/ 作詞・作曲:藤原基央
月虹(げっこう)というのは、虹の中でも月の光に照らされて見える現象のことを指します。このアルバムのリリースから少し時間が経ってはいますが、未だに聞く度にこの歌詞に励まされています。自分が自分であることにどれだけの価値があるのかを問う時間というのは多かれ少なかれ人生で必ず訪れると思いますが、迷った時はこれを聴いて一歩進んでみようと思える、そんな1曲です。
jupiter(2002年)
20代、30代の方なら当時必ずMDやらウォークマンに入っていたアルバムじゃないでしょうか?彼らの代表曲「天体観測」が収録されていることもあり、発売以降オリコン300位以内になんと4年半に渡りランクインし続けました。その人気たるや凄まじいものがありますね。『ベンチとコーヒー』や『メロディーフラッグ』など、メンバーや藤くんの友人にあてて作られた曲も数多く収録されており、BUMP OF CHICKENの「聞く人1人1人にパーソナルな思いを届ける」という信念の原点にもなっているアルバムのように感じます。
「jupiter」というタイトル
このアルバムタイトルに関わる藤くんの名言がこちら。
「jupiterは『木星』のほかにも『雨の神様』って意味があって、俺はその言葉がいいなと思って。『太陽の神様』じゃなくて、『雨の神様』だって。じゃあ、俺はみんなを濡らしてやろうと。俺らは泣いてもいいんだよって言いたいバンドなわけだから」
Title of Mine
人に触れていたいと 唄っていいかい
奪い合ったり 騙し合ったり 些細な事で 殺し合ったり
触れてみれば 離れたり 恐くなったり
だけど、それでも、人に触れていたいと 願うヒトが好きだ
鳴咽さえも タレ流して
何度となく すがりついて 傷ついて君に触れていたいよ 名前を呼んでくれよ
誰も居なくて 一人なら
こんな歌を唄う俺の 生きる意味
ひとつもない あぁ出典:『Title of Mine』/ 作詞・作曲:藤原基央
藤くんが作曲当初大嫌いだった曲。「嘔吐物」とまで呼び、レコーディングの際には歌うのが怖くて倒れる始末でした。この曲は藤くん自身を歌詞に書き起こしたもので、完成に近づくにつれてひどく自分が醜く思えるようになったそうです。「僕らの曲はその人の人生のBGMであって、主役はその人自身なんだと思う」と信念を抱く藤くんにとって、ここまで独りよがりな歌詞を受け入れることは難しかったのでしょう。でも、だからこそ自分はこの曲が大好きなんです!この曲は「一人で生きる意味はない、でも他人と繋がることは怖い、でも人に触れていたい」という誰もが抱える人間くさい不器用な感情を藤くんが代弁してくれているんだと僕には思えます。
特に最後の「誰も居なくて一人なら こんな歌を唄う俺の生きる意味ひとつもない」という部分。鏡になって自分の存在意義を映し出してくれる他人がいて初めて生きる意味も生まれるんだ、と心にグサッと刺さってくるフレーズです。
ハルジオン
生きていく意味を 失くした時
自分の価値を 忘れた時
ほら見える 揺れる白い花出典:『ハルジオン』/ 作詞・作曲:藤原基央
ハルジオンは別名「貧乏草」。綺麗な白い花を咲かせる可憐なイメージがありますが、根っこさえあればまた元気に生えてくるたくましい花です。花屋にディスプレイされるような花でなくとも、何の為に咲いているかわからなくてもハルジオンはしっかり根を張って咲き続けます。曲中では主人公が大人になるにつれ、ハルジオンも輝きが薄れ、ついには一度枯れてしまいますが、涙でできた水たまりに新しい芽を吹いてまた花をつけるというハッピーエンドです。ハルジオンの持つ揺るぎない信念に生きる力をもらえる一曲。僕もハルジオンになりたい。
ベル
話したいことは 山ほどあるけど
なかなか言葉になっちゃくれないよ
話せたとしても 伝えられるのは
いつでも本音の少し手前出典:『ベル』/ 作詞・作曲:藤原基央
これ、中学生で聞いていた時は完全に片思いのラブソングだと思っていたんですが、全然違うんですねえ…。本当にBUMPの解釈の多様性には感服です。この曲は藤くんが人間不信になりかけた時に一本の電話で救われた際の思いをまとめた一曲です。当時、『天体観測』が大ヒットした際に、藤くん含めBUMPのメンバーの許に全く交流のなかった知り合い(?)から次々に連絡が入り、藤くんは当時、人間不信になりかけました。しかしその中で、1人の友人から「大丈夫か」という心配する電話がかかってきてそれに心を救われたそうです。歌詞中の「『元気?』って尋ねる 君の声」はおそらくその友人のことを歌っているのだと思われます。でも、そういう時ほど強がって心の底から叫びたいことが喉を伝わらない複雑な気持ちもしっかり表現しているのがこの曲の素晴らしいポイントだと思います。「ああなんだ!BUMPも恋愛は結構奥手なんだな~!」とかBUMPの器レベルを勝手に自分のところまで引き下げていた中学生の自分を殴りたいですよ全く。
RAY(2014年)
前作の『COSMONAUT』から約3年の期間を経てリリースされた7枚目のアルバム。この3年強の期間には、初のベストアルバムやライブ映像作品を発売したこともあり、BUMP OF CHICKENとしても大きな転換期になりました。メンバーもこれらの新しい試みに取り組む中で、改めて1曲1曲と向き合う姿勢を製作時には強く意識していたため、アルバムとしてのコンセプトは特に考えていなかったと発言しています。製作期間も大変長いアルバムで、後述する『(Please) forgive』が製作された時期はなんと2009年8月。実に5年半に渡って大事に育てられた曲がたくさん詰まっています。ですがこうした背景を覗くと、ライブで観客と一体になれるような疾走感ある曲で多くが構成されており、「ライブを含めて、その一瞬一瞬を大切にしたい」メンバーの思いが顕著に表れていて結果的に統一感のある素晴らしいアルバムに仕上がっているような気がします。シングル以外では『ラストワン』『(Please) forgive』の2曲がおススメ。
友達の唄
今 私が泣いていても
あなたの記憶の中では
どうかあなたと 同じ笑顔で
きっと思い出してね信じたままで会えないままで
どんどん僕は 大人になる
それでも君と 笑っているよ
ずっと友達でしょう出典:『友達の唄』/ 作詞・作曲:藤原基央
社会人になってから、大切な人達との別れに出会った時に聞き込んでいた思い出深い曲です。ひねくれた表現や言葉遊びなどを一切排して、ストレートに思いを表現しているところが魅力的です。でも、何故でしょうね。笑顔を思い出してもらおうと去っていく人達のことを考えると涙が逆に止まらないというこの矛盾…。楽曲の完成度もとても高いように感じます。大サビにかかる転調では涙こぼれること間違いなしです。
メンバーは全員ドラえもん好き!
『友達の唄』は2011年に公開された『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~』の主題歌。4人で藤原家にて映画を見る会が開かれるときには鉄板でドラえもんが必ず一本セトリに入るらしいのですが、このタイアップが決まる前の年に4人で見ていた作品がちょうどリメイク元になった『のび太と鉄人兵団』だったという奇跡のエピソードがあります。30過ぎたおっさん4人が全員涙を流して「リルルーー!(ヒロインの名前)」とテレビに向かって叫んでいたそうですww こんなん好きになるしかないやん。
ラストワン
明日もきっと生きているよ
誰にも関係ないままで出典:『ラストワン』/ 作詞・作曲:Motoo Fujiwara
この部分だけ引用するとこの曲全体が伝えたいメッセージがぼやけてしまう気もしましたが、このワンフレーズにガツンとやられたので引用させて頂きました。曲中全体を通して「鏡の中の人」というキーワードが出てきます。これは勿論、自分自身のことを指しています。歌詞の中では世間とその中にいる自分を引き合いに出して斜に構えたような態度をとりますが、自分がどういう風に日常のことを思っても、自分の明日は必ずやってきます。そしてその訪れる明日は他人には全く関係のないことなのです。そしてそれはお互い様。だから、何よりもまず「鏡の中の人に好きになってもらえるように」、そうでなくても「鏡の中の人を愛せるように」「一度だけ変わるんだ(=ラストワン)」というメッセージになっています。このアルバムの中で一番心に刺さる曲だと思います。
(Please) forgive
自分で選んできたのに 選ばされたと思いたい
出典:『(Please) forgive』/ 作詞・作曲:Motoo Fujiwara
『(Please) forgive』は上述した通り、『RAY』の制作過程で最初に作られた古参です。本当は前作である『COSMONAUT』に収録される予定だったそう。生きていくうえでの選択について歌った曲です。自由でい続けるということは選択を何度も迫られる大変なことだと藤くんは考えます。ある時には不自由という枠の中に守られているほうが楽なこともあると。そんな心情が上手くこのフレーズに凝縮されていると思います。でも最後に歌詞は以下のように続きます。
求めない 重ねない 望まない はずがない
生きているから 生きているなら
残酷な程自由だ 逃げようのない事実なんだ出典:『(Please) forgive』/ 作詞・作曲:Motoo Fujiwara
ユグドラシル(2004年)
3作目の『jupiter』と並んで大ヒットしました。売上枚数では『jupiter』を凌ぐ堂々1位のアルバムです。ただ、この華々しい記録の裏にはメンバーの当時の深刻な苦悩がありました。それまで藤くんの高い作曲能力と刺々しい勢いで多くのスポットライトを浴びてきたBUMP OF CHICKENでしたが、『ユグドラシル』の制作時期にバンドとしての限界を危惧した藤くんは「曲が求める音を追求する」という理念を掲げ、他の3人に対してレコーディングの方法や演奏技術のレベルをこれまで以上に高く求めるようになったそうです。この過程の中での心情の移り変わりやエピソードが歌詞に落とし込まれた曲も多く、そのためか、『ロストマン』や『同じドアをくぐれたら』、『fire sign』などファンからの人気曲が極めて多いアルバムでもあります。藤くん曰く、アルバムのタイトルは「単純に響きが良かったからで、それこそまさにくしゃみをするくらいの感覚でつけた」そう。
オンリーロンリーグローリー
選ばれなかったら 選びに行け
ただ一つの栄光最果てなど ないと知る
この歩みよりも もっと速く
飛び続けてる 光ならば
それこそが狙うトロフィー
特別じゃない この手を
特別と名付ける為の光出典:『オンリーロンリーグローリー』/ 作詞・作曲:藤原基央
この曲を聞き込むたびに「特別」っていうのはまるでどうしようもない概念だなと思わされます。何をもって特別だと決めるのは誰?一体どんな基準で?と、若干ひねくれ者のように考えてしまうわけですけど、それでもやっぱり「お前は特別だ」と認められることには何の価値もないような気がします。自分の価値なんで自分で決めれば良いのです。ともすれば独りよがりな思考ですが、そこに『オンリーロンリーグローリー』が伝えたい真の意図があるような気がします。
ギルド
美しくなんかなくて 優しくも出来なくて
それでも呼吸が続く事は 許されるだろうか出典:『ギルド』/ 作詞・作曲:藤原基央
「人間という仕事を 与えられてどれくらいだ」という衝撃の出だしで始まるこの曲。無常なテイスト漂う一曲ですが、そこには藤くんの温かいメッセージが込められているような気がします。詳しくは別の記事で解説しているのでよろしければどうぞ。
embrace
明かりのない部屋で 言葉もくたびれて
確かなものは温もりだけ出典:『embrace』/ 作詞・作曲:藤原基央
BUMP公認の数少ないラブソングです。曲全体を通して好きな一曲ですが、シンプルに「言葉もくたびれて」という素敵な言い回しに心打たれたので、このフレーズを引用させて頂きました。BUMP OF CHICKENのギターはほぼ全ての曲が半音下げのチューニングで演奏されていますが、この曲は珍しくレギュラーのチューニングで収録されました。(他には『orbital period』に収録されている『ハンマーソングと痛みの塔』など。)
fire sign
誰かの為に生きるという
思いを込めた旗を抱き
拾ってきた笑顔の中に
自分の笑顔だけ見当たらない出典:『fire sign』/ 作詞・作曲:藤原基央
当時、自分の演奏技術がバンドの求めるレベルに達しないことやプライベートとの兼合いに悩んでいたヒロに対して、藤くんが誕生日に送った曲。上記引用以外にも『僕らの場所は 僕らの中に どんな時も』や『歌うように 囁くように 僕を信じて待ってる』といった歌詞が散りばめられており、3人とヒロの絆がどれだけ深いかを感じさせてくれます。終盤の「ラララ…」の大合唱はライブでも恒例となっています。
present from you(2008年)
2007年に発売された『メーデー』までのカップリングを集めたアルバム。ドラマーの秀ちゃん曰く、メジャーデビューシングルのカップリング『ラフ・メイカー』を製作した時あたりからカップリング集を作りたいと思っていたそうです。ライブでもしばしばカップリングを演奏する時に「新曲ですか?」と質問されることがあり、カップリングを日の当たる場所に出してあげたいという思いから。このうち、『プレゼント』のみが新曲として収録されました。ここには掲載しませんでしたが、『夢の飼い主』も名曲です。
真っ赤な空を見ただろうか
夕焼け空 きれいだと思う心を
どうか殺さないで
そんな心 馬鹿正直に
話すことを馬鹿にしないで出典:『真っ赤な空を見ただろうか』/ 作詞・作曲:藤原基央
『涙のふるさと』のカップリング。天才と呼ばれる藤くんにもスランプにはまった時期がありました。曲が書けないことに酷く悩んでいた時、偶然見た真っ赤な空に感動し、一気に作られたと言われています。やっぱり、何歳になっても、夕焼けが綺麗だと素直に感じることができる心は無くさないでいたいものです。BUMPとは関係ありませんが、ふとBob Marleyの名言を思い出したので、投下しておきます。
Bob Marleyの名言
Some people feel the rain. Others just get wet.
(雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる。)
東京賛歌
あの頃いつも側にいた
嫌いな好きな その人たちを
今ほど大切に 思えてましたか
ここへ来てから気が付いたんだよ
人はどこにいても その人のままだよ出典:『東京賛歌』/ 作詞・作曲:藤原基央
上京後の悩める若者に向けた曲は星の数ほどあれど、「東京」という視点から作られた曲は少ないのではないでしょうか。『嘘が多いとか 冷たいとか 星が見えないとか苦情の嵐』とまさに勝手に選ばれて勝手に嫌われた東京を称える一曲です。
地方から東京に出てきた人の心情って複雑ですよね。色んな新鮮さをもたらしてくれる一方で、やっぱり地元が恋しくなる時もある。まさに「自分で選んできたのに 選ばされたと思いたい( (please) forgive)」にも通じる考えです。なにはともあれ育った街で出会った人たちの大切さに気づかせてくれる東京に感謝。
プレゼント
そうやって作った 頑丈な扉
この世で一番固い壁で 囲んだ部屋
ところが孤独を望んだはずの
両耳が待つのは
この世で一番やわらかい ノックの音出典:『プレゼント』/ 作詞・作曲:藤原基央
『present from you』で初めて収録された新曲という位置づけですが、曲自体はかなり古くに作曲されたものです。『THE LIVING DEAD』の『Opening』『Ending』でその一部を聞くことができます。自分が抱えていることが大きすぎて溢れてしまいそうな時ほど、人は壁を作りがちです。BUMPのこういった歌詞はこういったガチガチに固まった心に優しく染み込んできますね。Cメロの『このままだっていいんだよ 勇気も元気も 生きる上では無くて困るものじゃない あって困ることの方が多い』という歌詞も号泣レベルです。
FLAME VEIN+1(1999年)
1999年にハイラインレコーズというレーベルから発売された後、2004年にそれまでの7曲に『バトルクライ』を追加し、『FLAME VEIN+1』として現在のトイズファクトリーから再発売されました。(なので正確には『FLAME VEIN+1』の発売年は2004年です)『ガラスのブルース』や『アルエ』、『くだらない唄』など、現在でもファンからの人気が高い楽曲が収録されていますが、このアルバムの醍醐味は何と言っても、隠しトラックである『DANNY』(全編英語詞で最も初期の曲)と『マイベストフレンズ』でしょう。タイトルの意味は「情熱の静脈」。レコーディングの際に浮き上がってきた血管にインスパイアされたそうです。
『アルエ』の言葉遊び
藤くんが愛して止まないエヴァンゲリオンの『綾波レイ』を思って作ったラブソング(アルエ → RA → Rei Ayanami)。『ハートに巻いた包帯を 僕がゆっくり解くから』という一節がありますが、これは藤くんの綾波レイを恐怖という感情から救ってあげたい意志の表れです。「怖」という漢字は「心」を形作る「りっしん編」に「布」が巻かれているつくりになっていることに気づいたことから、このようなフレーズになったそうです。しかしまあ、中二病もある程度突き抜けると本当にかっこいいもんだ。シングルのジャケットもこのメッセージが描かれています。
とっておきの唄
時々口ずさむその唄 少し覚えたから
ちょっとでも一緒に唄わせて出典:『とっておきの唄』/ 作詞・作曲:藤原基央
BUMP公認のラブソングであり、大事な人の涙を止める為に作られた唄です。素敵。(歌詞にそのようにあります)藤くんは「自分の作った曲を聞いている人が心の隅っこにでも置いてくれたらそれだけでも嬉しい」といった発言をしており、上記の歌詞からも垣間見えるようにスター性を感じさせない謙虚さも魅力の一つなんでしょうね。『とっておきの唄』のような具体的な感情をストレートに伝える楽曲は最近のBUMPを主に聞いている方からすると新鮮だと思うので、是非聞いてみてください!名曲ですよ!ちなみにアルバム4曲目の『リトルブレイバー』という曲の中にも『ひなたでとっておきの唄を聞かせてあげよう』という一節が登場します。
ナイフ
彼は現代の中毒者
うつろな眼をして笑って
「小さな頃の唄」を忘れようとする出典:『ナイフ』/ 作詞・作曲:藤原基央
インディーズ時代のかなり古い時期(高校生のとき)に制作されたメンバーもお気に入りの渾身の一曲です。1番には『僕の行きたい場所に行くよ 「小さな頃の唄」を思い出すタメ』というフレーズもあり、バンドが結成されたときから、子どもの頃の感覚を大切にしている姿勢が伺えますね。Cメロにはかなり多くの英語が入っており、現在聞くことができるBUMPの曲の中でもかなり珍しい楽曲です。
初期はむしろ英語詞が多かった
今でこそ、綺麗な日本語の言葉遊びで多くの人を湧かすBUMPですが、高校生の頃はバンドメンバーがThe Beatlesや、GREEN DAY、Redioheadなどに影響を受けていたことから、英語詞の曲も多くありました。バンドが関東大会まで進んだことがあるのですが、その時に藤くんが音楽業界の方から「なんで英語でやってんだ?」と声をかけられた際に思わず、「世界に通用するじゃないですか」と言ってしまったそうです。案の定、大爆笑され、「その前に日本を沸かせてみろ、今の段階では君らの自慰行為にすぎない」と言われたとのこと。「英語で胸を張る前に、日本語でいい詞書けなきゃ偽者だ」ということを痛感し、以降は日本語での制作に注力、そして出来上がった最初の作品が『ガラスのブルース』でした。その方の一言があって今、何千万人の心が救われている気がする。
Butterflies(2016年)
前作の『RAY』に続く8枚目のアルバム。アルバムのリリース期間としてはかなり短い部類に入ります。(メジャーデビュー後はおおよそ3年のペースでリリースしていました。)『RAY』に続いて打ち込み要素が多くなったアルバムでもありますが、メンバーは特にEDM的な要素を取り入れるつもりはなく、曲に合わせた音作りをしていたら自然にこうなったと話しています。(例として、最もEDM要素が感じられる3曲目の『Butterfly』は収録前の段階ではアコースティックギターで演奏されていました)ベースのチャマ曰く、「今までで一番4人が言葉でコミュニケーションをとって作ったアルバム」とのこと。
GO
とても素晴らしい日になるよ 選ばれなくても選んだ未来
ここまで繋いだ足跡が 後ろから声を揃えて歌う出典:『GO』/ 作詞・作曲:Motoo Fujiwara
これは僕の個人的な習慣ですが、ふと早起きできた朝はほぼ必ず『GO』を聞くようにしています。聞くだけで一日が素晴らしく始まるような気がして。それくらい元気を貰える一曲です。大舞台に立つ時、自分のこれまでの努力を見せる勝負時、『ここまで繋いだ足跡が 後ろから声を揃えて歌う』というフレーズが優しくも力強く背中を押してくれます。『BFLY』のライブ映像が公式から公開されていますが、本当に映像作品としても「綺麗」ですよね…。1分5秒あたりの藤くんが花びらを避ける姿がかっこよすぎます。
You were here
まだ消えない 消えないよ
まだ輝いたままだよ
でもいつか消えちゃう 消えちゃうよ
こんなに 今こんなに愛しいのに出典:『You were here』/ 作詞・作曲:藤原基央
『Butterflies』の中で最初に制作された曲で、20周年ライブのツアー中に作曲されました。作る内容もメロディも何も決まっていなかった状況で、ライブに来たお客さんのことを考えた時に感じた気持ちを曲にしたいというインスピレーションを受け、作曲されました。そのため、ミュージックビデオはライブに来たファンの映像を集めた構成になっています。メンバーが一番大好きなPVだと発言しています。嬉しいこと、悲しいことを感じることができる「今」という大切さに胸を揺さぶられる一曲です。
ファイター
涙でできた思いが この呼吸を繋ぐ力になる
出典:『ファイター』/ 作詞・作曲:藤原基央
人気マンガ「3月のライオン」とコラボした一曲です。歌詞中にも『臆病な爪と牙』という一節があったり、「3月のライオン」の世界観と重なる部分が見受けられます。本アルバム『Butterflies』と『aurora arc』は特にこういった強さと優しさを併せ持ったメッセージ性がある曲で溢れていますね。小さな頃から『jupiter』や『ユグドラシル』などBUMP OF CHICKENを聞いていた方が、社会人になってからこういった背中を押してくれる作品にまた出逢えるということは本当に素晴らしいことだと思います。
【最後に】BUMP OF CHICKENは日本の宝だ!
いかがだったでしょうか?これまであまりBUMP OF CHICKENを知らなかった人も、ある程度知ってたよ~、という人もこれからますますBUMPを好きになってくれるきっかけになっていれば嬉しいです!最後までお読み頂きありがとうございました。