群馬の二郎インスパイア四天王!滋悟郎をレポします

ラーメン

恥ずかしい。大学時代、前橋で育ってきた自分にとって、群馬の二郎インスパイアと言えば「つの旨」、「つの旨」と言えば群馬を代表する二郎インスパイアだった。社会人になって東京に出てきた後も、知り合ったラーメン好きには「群馬の二郎なら『つの旨』一択だ」と説き伏せてきた。

ところが今はどうだろう。今まで説明してきた方々一人一人に謝りたい。自分が井の中の蛙であったことを。群馬には「つの旨」と並んで群馬を代表するインスパイア系がもう一店舗あったことを。

それが太田市にある「ラーメン滋悟郎」である。

それまで「つの旨」の非乳化スープしか知らなかった自分にとっては衝撃的だった。この感動、どうか県内外のジロリアンに届きますように。

※普段このブログはですます調で書いてるので以降の文章は敬体に戻ります。笑 なぜか二郎関連のブログの時だけふざけたくなる

おことわり

「いやいや!群馬には『大者』も『アカギ』もあるだろう!」というツッコミが入りそうなのではじめに断っておくのですが、僕は「つの旨」と「滋悟郎」がダントツで好きなので、大者ファンとかには無礼を承知のうえで、あえて触れていません…。この4店舗を指して「群馬の二郎インスパイア四天王」と呼ばれているみたいなのですが、自分の好みを初代ポケモンの四天王にたとえるなら、「大者」が「こおりつかいのカンナ(1人目)」で、「つの旨」が「ドラゴンつかいのワタル(4人目)」みたいな感じです。

基本情報

住所 〒370-0303 群馬県太田市新田小金井町1841
アクセス・最寄り駅 東武桐生線治良門橋駅より徒歩20分
休業日 月曜日
営業時間 【火~土】11:00~14:00 18:00~21:00
【日】11:00~15:00頃
麺・材料切れ次第終了
駐車場 あり(約25台)
カウンター・テーブル・座敷
設備 れんげ・ティッシュあり
電話番号 0270-60-5216
Twitter https://twitter.com/ramenjigoro256

駐車場完備が嬉しい

最寄り駅は東武桐生線の治良門橋駅となりますが、徒歩20分以上かかるうえ、電車の本数もあまり多くはないので、車でのアクセスが無難と言えるでしょう。車でお越しの場合は北関東自動車道「太田強戸PA」を降りてから約5分です。(高速道路使ってくる人いるのかな…?)

車でアクセスの場合は嬉しいことに、駐車場が正面に5台ほど、店舗裏に20台ほどありますので、ほぼ間違いなく停めることが出来ると思います。

出典:https://ameblo.jp/jigorou-201507

滋悟郎の待ち方

どんなに二郎系のお店を多くいっても初めてのお店に行くときは緊張するもの。食券買ってから並ぶのか、ある程度列が進んだら買いに行くのか…。それぞれのマナーが店舗によって異なるのが悩みどころです。

滋悟郎は先に食券を買ってから並びます。二郎系のお店の中では比較的入り口や店内が整備されているので、あまり気後れすることなく食券も買えるはず。

食券を買ってからレーンの内側へ並びます。

写真は偶然男性だけになっていますが、訪問時はむしろカップルや家族連れが多く地元の人にも好まれている印象。「まさか、ここも群馬にありがちな二郎系の雰囲気を醸し出しておいて、実は景勝軒系の万人受けを狙った味なのか…?」とも思いましたが、後述するようにそれは全くの杞憂でした。

まぜそばやつけ麺もあり!

「金を入れて」の表示。

こちらが滋悟郎のメニューになります。まぜそばとつけ麺もありました!今回は注文しませんでしたが、ネットで検索すると非常に美味しそうなので、次回は是非チャレンジしたいところ。

この正統な二郎インスパイアにありがちな「一番少ないメニューがどれかわからん問題」も愛しいなあ。笑 どうやら滋悟郎では「大(400g)→小(300g)→少なめ(200g)→プチ(150g)」の順番のようです。これグラム数書いてなかったらわからんな…。

それでもプチがあるのは小食でも二郎系が食べたい方にとっては嬉しいところ!今回は自分のパートナーも一緒について来てくれたので、「麺屋武蔵」で普段500g食べられる自分は「大ラーメン」を、彼女は「プチラーメン」にそれぞれトライしてみました。

店内の様子とトッピング

上部に丁寧に祀られた謎のランプ。ジーニーが出てきそう。

カウンター席はこんな感じです。二郎系の店舗にしては店内も広く、この写真のカウンターの他に自分が座ったテーブル席や奥に座敷の席も複数構えていました。

アブラ…~フワフワ♪~。

トッピングも正統派ですね。個人的にショウガがあるのはナイス。やはり席が多い分、着席からの提供までが15分ほどと少し長めだったのですが、その点はご容赦を。ちなみに自分が行ったときは日曜日でパートのおばさんと2人体制だったので、ワンオペ営業になる火、水、木の夜の部は少し待ち時間が長くなるかもしれません。

滋悟郎ラーメンの特徴をレポ

群馬でこんな芸術品を観れるとは!

着席してから15分ほど。ついに姿を現しました!これが滋悟郎の大ラーメン(400g)です。今回のトッピングは「アブラ・カラメ」で攻めました。正直、400gはイキったか…?とも思っていましたが、野菜を増さなければ割といけるかな?といったようなボリューム。

さて、早速レポするぞー!と意気込んでいたその時、隣で彼女が小さい声で呟いていたのに気づきました。

「これ、ぷ、プチ…?」

そんでもって僕も一度目をこすった。プチラーメンと大ラーメンを比較した画像がこちらです。

あんまりプチじゃなかった

アブラがなかったらもう見分けがつかない。

左右に置いてるけど遠近法が効いてるのかな?これ、ちなみに右側がプチラーメン(150g)で左側が大ラーメン(400g)なんですが、大ラーメンってプチの2倍以上あるはずだよね…?なんで同じ器なんだ…?笑

だがしかし、つの旨も経験している彼女からすれば、二郎系を訪れた時点でこんなハプニングは予想の範疇。腹をくくり、麺を勢いよくすすり始めました。その潔さや、見ていて気持ちの良いこと。まるで切腹を目前に控えても凛と佇む、侍のような身のふるまいです。惚れ直したぜ!

出典:『バキ』5巻より一部改編 (c) 板垣 恵介

まあ、食べきれなかったよね。肉塊をいくつか残してリタイアでした。でも頑張りました!感動をありがとう!

それでは本題に戻り、大ラーメンのレビューに参りたいと思います!

スープは微乳化系・麺は多加水寄り

ちょうどいい塩梅

スープは非乳化ではありませんでしたが、そこまで乳化は進んでおらず、甘みもしっかり乗っかりながら、醤油タレの味がしっかり残されていて良いバランスに保たれています!

ちなみに、スープの「乳化」って何?という方の為に簡単な解説記事を作成したので、お暇な時に以下のリンクから読んでもらえれば嬉しいです。

群馬の二郎インスパイアの麺は低加水のゴワっとしたタイプのものが多く、自分はどちらかというと多加水のプリプリっとした食感が好きなのですが、滋悟郎はそのニーズも満たしてくれました!バランスのとれた微乳化スープとプリプリの多加水麺のおかげで非常に食べやすくなっております!

豚も最高の柔らかさ!

魅惑のセンターオブジアース。

配膳時に、「おや?あまり豚は入ってないのか…」という肩透かしをくらいかけましたが、勿論そんなことはありませんでした。400gのセンターオブジアースにとろっとろの豚肉ブロックが4つ仕込まれていました!粋な演出を挑まれたものです。

柔らかさは画像がお伝えする通り、れんげですぐほぐれるほどの柔らかさ!何故、群馬の二郎インスパイアはどこも豚が最高なのかしら…

今回、麺を先に食べて、最後に肉塊に移るという初心者のムーブをとってしまったのですが、あまりにチャーシューが美味しすぎて3つの肉塊もペロリといけました。滋悟郎のチャーシューの魅力、おそるべし…。

ニンニク好きはトッピング必須かも

意外だったのですが、ニンニクはあまり効いていません。トッピングでコールに入れないと普段から二郎慣れしている方々は少し物足りないかもしれません。逆にニンニクが主張しなくとも、二郎の味はしっかり出るんだなあと勉強になりました。

一度は食べて欲しい!太田にGO!

ごちそうさまでした!

大ラーメン、無事に完食致しました。400gもあっという間に食べきれてしまうほどの美味しさ。いやー本当に今まで食べてこなかったのが悔やまれます。

全体的な印象としては、二郎が好きな男性だけでなく、女性や子どもにも比較的トライしやすい仕上がりになっているな、といった感じ。家族連れやカップルが多いのも納得でした。

「二郎系に初挑戦!」という方には是非滋悟郎をオススメします。店内も広く、待ち方も比較的分かりやすいので、初チャレンジにはぴったりだと思います!

まだまだ世界は広いぜ。