都会の喧騒に揉まれて、人肌恋しくなったそこのあなた!ひとまず、この記事を読み終わったら、すぐ銀座線に乗って虎ノ門駅まで行き、1番出口から地上に出るのです!赤い提灯が灯っていたら、そこにはもう溢れんばかりのノスタルジーがあなたを待っています!
僕も何度も心の平穏を求めに伺ったことのある、港区最後の心のふるさと、屋台ラーメン「さっちゃん」をレポします。日本人がせわしなく毎日を過ごす中で忘れてしまった感情を思い出したい方は是非。
最近の営業時間と場所まとめ(2020年時点)
住所 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-4-2 三菱UFJ銀行虎ノ門中央支店付近 |
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最寄り駅 | 虎ノ門駅1番出口から1分(銀座線) |
営業時間 | 20:00頃~25:00頃(その後は銀座へ移動) |
休業日 | 土日祝・悪天候日・たまに月曜日 |
ネットの情報によると、おじちゃんの気分で毎回屋台を構える場所が変わるらしいのですが、自分が数回伺ったときは、全て1番出口付近、三菱UFJ銀行の前にいらっしゃいましたね。最近はここが定位置なのかな?この年数入った屋台越しの工事現場風景、うん、すごくいい。
また、僕は虎ノ門でしか食べたことがないのですが、深夜1時を過ぎると銀座へ移動して5時頃までやっているそうで。あの屋台、どれくらい重いんだろうなあ。ラーメン代の代わりに銀座まで運んでみたい。
雨が降ったりしそうな日はいらっしゃらないとのこと。また、最近はご年齢の関係もあって、土日祝に加えて、月曜日もお休みされることが多いみたいです。お体に気を付けていつまでも現役で頑張って欲しいですね!
たまに「にんにくサービスデー」やってます
さてさて。僕のような20代の若者達は、屋台でラーメンなんかすすったことなんてないと思うので、少し勇気がいるかと思いますが…(先輩面してごめんなさい)。案外あっさりトライできるものです。屋台を見つけたら気軽におじちゃんに挨拶してみてください。「いらっしゃいッッ!!」と元気に返してくれるはずです。
屋台の上のところにメニューがあるので、そこから選んでみましょう。とりあえず、最初は800円のラーメンでいいと思います。これだけでも故郷が鮮明に脳裏に蘇りますから。他のメニューはこんな感じです。
- ラーメン 800円
- メンマラーメン 900円
- わかめラーメン 900円
- のりラーメン 900円
- にんにくラーメン 900円
- チャーシューメン 1,100円
- スタミナラーメン 1,200円
- 酒 400円
- ビール 400円
- たまごトッピング 50円
チャーシューメンも一度頂いたことがありますが、肉も多めで結構お腹いっぱいになります。また、不定期で「にんにくサービスデー」なるものもやっていて、このサービスデーのチャーシューメンは大の男もぐうの音も出ないほど、幸せなガッツリ感です。
ビールもいいよねえ。寒空の中、友達がビルの光見上げてぐびっといっていたのを思い出します。
おじちゃんは自分から話しかけてくることはありませんが、こちらから「美味しかったです」とお声がけすると気さくに昔話をしてくれます。もうかれこれ45年くらい!?やっていらっしゃるそうで、ご年齢もなんと75歳をこえているとのこと!…すごい。45年、ラーメン屋台一筋に打ち込んできた男の背中、まざまざと見せつけられました。
自分が話したところによると、若い頃は浅草で屋台を引いていたこともあるみたいです。何年かさすらった挙句、今のような銀座と虎ノ門を行ったり来たりのスタイルに落ち着いたとのこと。(浅草時代に行ってみたかった)「次はどこ行こうかな」なんておっしゃってました。まだまだ現役なのを見ていると、こっちも背筋が伸びちゃいますね。
何回でも帰ってきたくなります
昔ながらのスープを完飲したら、空に向かってほっと一息ついてみてください。きっと、「また、明日も頑張ろうかな」みたいな優しい気持ちになれると思います。おじちゃんも最後に必ず「また来てくれよな!」って声かけてくれます。ええ、来ますとも何度でも。いつか提灯の灯りが消えるまで、ずっと足を運んでいたい場所です。皆さんも東京にいる間にぜひ一度、屋台ラーメン「さっちゃん」へ。